現代では、むし歯、歯周病は予防できる時代です。また、最近では歯並びも予防できる時代になりつつあります。
以前、歯並びは遺伝するものだと考えらていました。今でも遺伝する部分もありますが、遺伝以外の部分、環境の部分が大きいと分かってきました。
その代表例が、口をポカンと開けて口呼吸していることです。
そもそも歯のはえてくる位置は唇と舌の力が調和する位置にはえてきます。
本来は鼻で呼吸し、口は閉じ、舌は上顎についていることが望ましいです。
口呼吸していると唇の力が抜け、舌もだらんと下がってしまいます。
そのため、歯があちらこちらに傾いてはえてしまいます。
また、鼻呼吸や舌を上に付けることで成長する上顎自体が成長せず、歯が並ぶスペースが不足してしまします。
唇、舌、呼吸以外にも、頬、飲み込み、発音、姿勢など様々な原因があります。
のの歯科で行う小児予防矯正は、子どもの歯並びの悪い原因を探り、遊び感覚でトレーニングをして、その原因を取り除いていきます。
一般的な矯正では、成長期を過ぎてから、歯を抜いてスペースを作り、ワイヤーをつけて歯を並べていきます。
子どもの成長期の間に、適切に顎を成長させて歯を抜かずに歯並びを改善できれば理想的です。
ハリウッドスターのような、完璧な歯並びを求めるなら、ワイヤーでの矯正をおすすめしますが、成長期にある程度適切な顎の成長がなければ、ワイヤーでも治療がより複雑になります。
さらに、悪い歯並びの原因の癖が取り除いていいなければ、後戻りしてしまいます。
そういうことがないためにも、小児予防矯正をおすすめしております。